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早池峰嶽流石鳩岡神楽 初午 門打ち
Sat.24.03.2012 Posted in 岩手県
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 雪深い冬の初午のとある日、岩手県花巻市東和町石鳩岡集落で行われる、初午の門打ちの探訪、同行をさせて頂いた。
 門打ちとは、集落の各家々を廻り、祈祷、権現様による権現舞により、悪魔退散、五穀豊穣、無病息災、火伏せを行うことである。石鳩岡集落では、初午に近い日曜日に三十数戸の家々を、神楽衆が二手に分かれて、祈祷して廻るのである。
 権現様は、神様や仏様が獅子頭にかりの姿として現れた神仏の化身であり、法力により、「歯打ち」により悪魔退散を、五穀(米)や御神酒といったあげものをほめて「五穀豊穣」を、胎内くぐりや歯噛みといった「身固め」により無病息災を、そして台所や玄関など「火の用心」と声をかけながら柄杓で四方に水を振りかけ「火伏せ」を、それぞれの祈祷を行うのである。

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DSC_kado0022 posted by (C)dankichi0423
(門打ち 屋敷神での祈祷)

 権現様を奉じた神楽衆が屋敷に到着すると、まず氏神として祀られている屋敷神に向かい、打ち鳴らしをして祈祷を行う。

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DSC_kado0003 posted by (C)dankichi0423
(門打ち 屋敷での打ち鳴らし)

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DSC_kado0010 posted by (C)dankichi0423
(門打ち 権現舞)

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DSC_kado0015 posted by (C)dankichi0423
(門打ち 権現舞 胎内くぐり)

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DSC_kado0017 posted by (C)dankichi0423
(門打ち 権現舞 歯噛み)

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DSC_kado0071 posted by (C)dankichi0423
(門打ち 権現舞 火伏せ)

 屋敷に戻って、その家の神棚や仏壇のある部屋において、屋敷の家族や親戚と神楽衆が集まり、まず打ち鳴らしをして祈祷を行う。次いで権現舞を舞い、歯打ちにより悪霊退散を行う。次に米や御神酒といったあげもののほめを行うと、家族親戚を手招き胎内くぐりや歯噛みといった身固めを行う。お年寄りのおじいさんおばあさんが、真摯に手を合わせている姿、赤ちゃんが権現様が怖くて泣き出したりしたのが印象的であった。そして最後に部屋の四方に柄杓で水をまき、権現様に水の入った柄杓を加えさせ「火の用心」と声をかけ、台所や各部屋、玄関を廻り、火伏せの祈祷を行うのである。

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DSC_kado0021 posted by (C)dankichi0423
(門打ちのあとで・・・ 権現様も一休み)

 すべてが終わると食事やお菓子、御神酒が用意され、直会となる。先程まで神妙な雰囲気も一変、家族も神楽衆も「ほっと」した雰囲気の中で宴が行われる。各家々を廻るので、御神酒で酔いが回る。
 今年は神楽衆の中で屋敷の新築があり、屋敷の柱をかじる「柱がらみ」という祈祷が行われた。この祈祷はめったに見られない貴重なものであるそうだ。
 全ての家々の祈祷が終わり、最後は神楽宿で祈祷、権現舞が舞われ、直会が終わったのは夜遅くであった。
 おまつりの後で…門打ちを廻らせて頂き、各家々で人々が権現様に真摯に手を合わせる姿が印象的であった。悪魔退散、五穀豊穣、無病息災、火伏せといった祈りは切実なものなのである。門打ちは、集落の信仰の根本なのであることを改めて感じることができた。



※この度の写真掲載に当たり、早池峰嶽流石鳩岡神楽保存会の許可を頂き掲載いたしました。また菊池憲文保存会長、菅原正光氏はじめ神楽衆の皆様、そして各家々の皆様には大変お世話になりました。この場を借りて、御礼申し上げます。 来年からも是非お伺いしたいです。
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