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藤原祭り 二子流東京鬼剣舞奉納
Sun.18.08.2013 Posted in 千葉県
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DSC_hujiwaraonikenbai0075 posted by (C)dankichi0423
(二子流東京鬼剣舞 三人加護)
  
  平成25年8月17日(土)夕方、千葉県船橋市藤原で行われた藤原祭りで、二子流東京鬼剣舞の奉納を探訪した。

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DSC_hujiwaraonikenbai0001 posted by (C)dankichi0423
(藤原祭り 大変素朴なおまつりの場)

  藤原地区は、丘陵地が宅地化された地区であるが、周辺には森林や畑、梨の果樹園が残る、古の農村を思い起こさせられる土地である。藤原祭りは、地区の住民により盆踊りの屋台が組まれ、模擬店や露店が準備された、少し遅いが盆送りと納涼祭りなのだろう素朴さを感じさせられた。
  さて鬼剣舞は皆様ご存じであろうが、概略を説明したい。鬼剣舞とは岩手県北上市周辺で伝承されている郷土芸能である。「念仏剣舞」に分類されるが、異形の鬼の面(仏の化身)を被ることから、「鬼剣舞」と言われるようになったとされる。鬼剣舞には「反閇(へんばい)」により大地を踏み鎮め悪霊を払う鎮魂の呪術的な要素と、念仏を唱えて衆生を救うという信仰的要素がある。鬼剣舞は、庭元(座元)一人、囃子方(太鼓一人、笛二人から四人、手平鉦一人から二人)舞手(八人編成が基本)で構成される。舞手が被る面は五色、異形の鬼の面だが仏の化身である。従って面に角はない。陰陽五行説に基づく四季、方位を示し、それぞれに五大明王が表されている。一人が白面、ほかの七人は青・赤・黒の「阿(あ)口が開いている」と「吽(うん)口が閉じている」の面をそれぞれ被る。白面が踊りの中心である。
  二子流東京鬼剣舞は、二子鬼剣舞の弟子にあたる。東京鬼剣舞の代表である小川修自氏が四十年以上地元の方々と関わり、修行を積み、平成二年(1990)に地元の二子鬼剣舞の庭元より、二子流東京鬼剣舞の名乗りを許された。以来地元の「みちのく芸能まつり」にも毎年参加、定期的に稽古をしておられる。
  日差しがあるも、風もあり少し涼しい夕方五時、櫓に囃し方が上がり、櫓前で踊りが披露された。
  演目は以下の通りであった。
  (1)宙返り (2)刀剣舞の狂い (3)八人加護 (4)三人加護

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DSC_hujiwaraonikenbai0022 posted by (C)dankichi0423
(二子流東京鬼剣舞 宙返り)

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DSC_hujiwaraonikenbai0009 posted by (C)dankichi0423
(二子流東京鬼剣舞 宙返り)

  (1)宙返り 曲芸を思わせる踊りで、一本から八本までの太刀をかざし大きく回転する、余興的な演目である。基本的には刀を採り、宙返りをするのである。それを最後は八本で行うので、修験道の超人的な力を感じた。

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DSC_hujiwaraonikenbai0037 posted by (C)dankichi0423
(二子流東京鬼剣舞 刀剣舞の狂い)

  (2)刀剣舞の狂い 刀剣舞の風格の裏に躍動的に要所を締め、太刀を合わせ激しく交差し打ち合う。また背に相対する動作など武技を競う連相があり、武者を彷彿させる。狂い踊りは全て振り込み念仏の略された形となり、踊りも八人の制約から解かれる。刀を採り、相対して勇壮かつ躍動的に舞われ、目を奪われた。 

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DSC_hujiwaraonikenbai0053 posted by (C)dankichi0423
(二子流東京鬼剣舞 八人加護)

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DSC_hujiwaraonikenbai0061 posted by (C)dankichi0423
(二子流東京鬼剣舞 八人加護)

  (3)八人加護 一番庭が正式な儀礼舞であるが、この八人加護は踊りも曲も変化に富み、八人が刀を持ち、輪になり刀をかいくぐり勇壮に踊る。八人加護も躍動的であるが、輪になり刀潜りするところは修験道の趣を感じた。

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DSC_hujiwaraonikenbai0074 posted by (C)dankichi0423
(二子流東京鬼剣舞 三人加護)

  (4)三人加護 はじめ扇の舞は赤面、青面二人で踊り、拍子は一人加護と同じ。白面が加わって幣舞に入って三人となり、二人は太刀、一人は幣を振りかざし、拍子は神楽拍子に変わる。悪魔退散・五穀豊穣の祈祷舞でもある。白面が幣を振りかざし、最後正面に放り投げた時、綺麗に弊は落ちた。大変美しい瞬間だった。

  みちのくの厳しい風土の中、生死を現実的に感じた時代、悪霊退散、鎮魂ということは、民にとって渇望するものであったろう。そのような中で生まれた鬼剣舞はその鬼たちが「ウォー」と唸りながら舞う。つい先日送り盆の際に、鬼剣舞による盆供養が行われた。それは畏怖する存在ともいえようが、祈りの存在であったのだろう。鬼剣舞ほど人々の心をつかむ芸能はないだろう。どうかこれからも各地で伝え続けてほしい、そう願って会場を後にした。



※この度の掲載に当たり、二子流東京鬼剣舞代表の小川修自氏には、格別のご配慮を賜りました。この場を借りて篤く御礼申し上げます。
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