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東京花祭り
Fri.16.12.2011 Posted in 東京都
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 DSC_misono0082
DSC_misono0082 posted by (C)dankichi0423
(御園の花 「榊鬼」 御園の榊様が東京にやってくる!)

御園の花 平成23年11月12日~13日の様子

 平成23年12月11日(土)東京都東久留米市滝山で行われた東京花祭りを探訪した。
 東京花祭りは、愛知県奥三河で伝承されている、御園の花から受け継がれており、今年で19年目になるという。東京に住む少年が親に連れられ御園の花を見、自分も楽しそうに舞っていた所、御園の方に気に入られ、舞を習い始めたのがきっかけだという。当時御園は高齢化が進み子供がおらず、花の舞を舞うことが困難で、花自体の存続も危うい状況だった。そんな中、御園の人々の「東京の人達にも御園の花を伝承することができる。本気でやってくれるのならば、喜んで教えてゆきたい。」という思いにより、御園の人々が東京の子供たちに舞を教え、19年前に東京花祭りが始まり、それ以降御園の花と東京花祭りの交流は続いているのである。そして現在、御園の花で東京花祭りの青年や子供たちが舞を舞うようになったのだ。民俗芸能伝承の素晴らしい事例である。
 団地の一角にある広場に舞庭(まいど)とよばれる空間を設営し、天井中央にはびゃっけ、湯蓋、十二支の添え花、また四方にはざぜちが装飾される。舞庭の中央には五徳式の竃が据えられている。 
 都会の真ん中であるが、昔からそのままあったかのような舞庭である。
 演目は以下の通りである。

 ○神事 湯立て
 ○舞  1.ばちの舞 2.地固めの舞 3.市の舞 4.山見鬼 
       5.火のねぎ・おきな 6.すりこぎ・しゃもじ 7.みこ・おさんど
       8.三つ舞 9.花の舞 10.榊鬼 11.湯ばやし 
      (順の舞が随時入る)

 朝、バスで会場に向かっていたら、子供の鬼の行列がいた。毎年お世話になっている商店街を回っているそうだ。奥三河の花で、榊鬼が家々を回る事例があり、それとは違うけれども、何か暖かさを感じさせる。
 鬼の行列が帰ってきたら、湯立て神事、ばちの舞が始まる。御園の花大夫さんのばちの舞は、素晴らしくていつも見惚れてしまう。
 地固めの舞、市の舞と舞は続く、お昼時ともなり、人が増え、買い物途中の方々も足をとめ、興味を持って舞を眺めている。19年の間でおまつりと地域に絆が深まり、地元でもすっかり認知されている。運営者や御園の方々のお力の賜物である。本当に素晴らしい。
 昼日中とはいえ冷える。そんな時、受付でお見舞いを包むと、花の舞鍋や甘酒、日本酒の振る舞いが頂けるのだが、体が温まり大変ありがたい。舞は続く、こちらも「テーホトヘトホヘ!」と力一杯囃す。
 いよいよ山見鬼がいらした!舞庭は山見鬼様の出現で、初めてみる人から花好きまで、多くの観客でごった返し「テーホトヘトホヘ!」と囃すのだ。
 突然会場がざわついた!そう、すりこぎ・しゃもじが登場したのだ。奴等は辺り構わず味噌や飯を塗りたくる。豊穣や子孫繁栄を意味するのだが、それを知らない観客は驚いて逃げ惑い、奴等は追いかけてくるのだ。混沌とした楽しい時間である。
 花の舞は、御園や東京で舞習いをしてきた東京の子供達が一生懸命に舞う。しかし、近年御園でも久しぶりに双子の子供が産まれて、花の舞のデビューを果たしたのだ。その子供達も今やもう小学生、東京の子供達に混じって、堂々と上手に舞っている。花の舞の字の如く、子供の舞は花の様に本当に美しい。
 夕闇が迫る頃、榊鬼がいらして、舞庭は再び盛り上がる。威風堂々、東京の街でへんべを踏み、大地の悪霊を鎮め、土地の生命力を復活させてくださる。
 夜になっていよいよ最後の舞、湯ばやしである。観客は「トーホヘトーホ、トーホヘトーホ、トヘテホトーヘ!テホトーヘトーヘ!」とあらん限りの力で囃す。舞い手もそれに応え、精一杯の力で舞い上げる。御園の青年に混じって、むかし御園と東京の架け橋となったあの少年が、青年に成長し、共に舞い上げている。
それ!まだか?もうすぐ?それきたー!竈から湯がほとばしる!舞庭では舞い手、観客のエネルギーが頂点に達し、歓喜の坩堝である!
 おまつりの後で・・・ 東京花祭りは、19年の時の中で、御園と東京、そしておまつりと地域の間に絆が深まった、地に根ざし生きたおまつりである。これは運営者や御園の方々のお力の賜物であろう。本当にありがっさま!
(※ありがっさまは三河弁でありがとうの意)

※この度の掲載に当たり、御園花祭保存会尾林克時様のご了解を得て掲載いたしました。この場を借りて御礼申し上げます。
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