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早池峰嶽流石鳩岡神楽 舞初め
Sat.28.01.2012 Posted in 岩手県
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 平成24年1月22日(日)、岩手県花巻市東和町石鳩岡の石鳩岡振興センターで行われた、早池峰嶽流石鳩岡神楽 舞初めを探訪した。
 舞初めは一年の始まりであり、石鳩岡集落の無事と繁栄を祈念して行われるのである。

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DSC_maizome0001 posted by (C)dankichi0423
(石鳩岡観音堂 振興センターの向かいにある。雪がたくさん降り積もる)

 花巻に到着したとき、昨日から降り始めた雪が積雪し、止むことなくしんしんしんと降っていた。慣れぬ雪道をそろりそろりと行き、まず神楽宿へ向かうと、保存会長さんが雪かきをしていらっしゃったので、ご挨拶をした。「寒いでしょう。それでも雪は例年より少ないんですよ。」保存会長さんの温かいお言葉を頂き、次いで会場の振興センターへ向かうと、神楽衆の皆様が集まっていた。「よく来たなあ。今年もよろしく!」神楽衆の皆さんの笑顔は本当に嬉しくなる。しばらく神楽衆の皆様のお手伝いをさせて頂いた。
 集落のお母さんが準備してくださった早い昼食を頂き、正午、打ち鳴らしという神降ろしが始まった。「シャンシャンシャンシャン・・・テデデデデデンッテデデデデデンッ・・・ピューピリュリュリュリュー・・・」ビートの効いた太鼓と手平鉦、流麗な笛はいつ聴いても、惚れ惚れとさせられ、身がしゃんと引き締まる。

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DSC_maizome0009 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽 「鶏舞」中学生の少女達の、凛とした舞)

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DSC_maizome0032 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽 「三番叟」中学生の少年達の軽快な舞)

 打ち鳴らしに続いて鶏舞が始まった。鶏舞は、地元の中学生の少女達により舞われたが、大人の神楽衆に引けを取らない、凛とした舞であった。
 千秋万歳兄弟の神様による松迎の舞に続いて、三番叟が舞われた。三番叟は地元の中学生の少年達二人舞で舞われた。まだ面がつけられないので、素面による舞であった。少年達は滑稽かつ軽快な舞を堂々と舞ってのけた。少年少女とはいえ、好きでなければ舞えないのではないか。将来の伝承者である子供たちの熱意と、一生懸命伝承された神楽衆の熱意の賜物であろう。

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DSC_maizome0002 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽 観客達 熱心に見入る)

 今日の舞初めは、集落やそのほかの地域などから、老若男女多くのお客様が、神楽衆による舞をじいっと熱心に見つめていた。「イヨォーいいぞ!!」「ヨォーッシ!」「待ってましたたあ!!」中でも釜石から来られていたお父さんは、威勢のいい掛け声をかけて会場を盛り上げていた。皆さん神楽が本当に大好きなんだなあ。 

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DSC_maizome0039 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽 「山の神舞」)

 将来を担う若手による勇壮な八幡舞に続いて、山の神舞である。山の神様は、集落の方々に恵みを与えて下さる最も大切な神様である。舞の途中、盆にのった山盛りのお菓子を観客に向けてまかれはじめた。観客は喜んで手を伸ばして恵みを頂いていた。山の神舞は威風堂々と舞われる「ネリ」から、激しく舞われる「クズシ」が、本当に見所のある素晴らしい舞である。神楽衆きっての舞上手な師匠の舞に、観客からは大きな声援と拍手が送られた。
 次いで石鳩岡神楽から指導を受けた、遠野の平倉神楽による五穀舞が舞われた。五穀舞は、早池峰系でよく舞われる人気の演目である。天熊人の勇壮な様におおきな声援が飛んでいた。
 天女舞では、天鈿女命による美しく優美な舞に魅入られた。次いで尊揃舞は、神楽衆により稽古が重ねられ、最近よく舞われている舞である。天照大神のもとに集まった神々による舞で、崇高な雰囲気を感じることができた。水神舞は、石鳩岡神楽の弟子神楽である、綾内神楽により舞われた。
 屋島舞は、番楽舞といわれ、源平合戦、屋島の戦いの様子が舞われる二人舞である。扇を用いて、舟を漕ぐ様子、弓矢を番える様子が表現され、大変美しい舞であった。

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DSC_maizome0108 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽 「諷誦舞」クズシ 荒舞の真骨頂)

 いよいよ舞も佳境を迎え、諷誦舞が始まると、「ヨォ!!待ってました!!」「しっかり舞えヨォ!!」と大きな声援が送られた。舞い手は神楽衆の若手きっての舞上手。荒舞を舞わせたら素晴らしい若者である。諷誦の舞が決まるたび、拍手が送られた。クズシにはいると、舞も最高潮、勇壮かつ軽快な舞が次々と決まる!「ヨォーッシ!」大きな拍手と声援が鳴り止まなかった。
 神楽の最後を締めくくる権現舞が始まった。権現様は、獅子に神様がかりに現れたお姿で、地域の信仰の中心である。今回神楽衆から「あんたもやってもらいなさい」と、歯打ちと身固めを勧めて頂いた。歯打ちは悪霊退散、身固めは無病息災にご利益があると言われている。「今年一年無事息災に暮らせますように・・・」集落の方々に交じって、「カチカチッ!」と歯打ちをしてもらい、権現様の胎内くぐりをさせて頂いた。
 おまつりのあとで・・・神楽は集落・地域と共にあり、生活そのものである。舞初めでは、集落の人々に笑顔があふれ、今年一年の希望に満ちているようであった。




※この度の写真掲載に当たり、早池峰嶽流石鳩岡神楽保存会の許可を頂き掲載いたしました。また菊池憲文保存会長、菅原正光氏はじめ神楽衆の皆様には願掛けのお願いや直会の場において大変お世話になりました。この場を借りて、御礼申し上げます。 これからも宜しくお願い致します。
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