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石鳩岡の賦 春
Thu.24.05.2012 Posted in 風土
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DSC_ishihatookaharu0044 posted by (C)dankichi0423
(石鳩岡と大迫の境に位置する拝峠より、早池峰山を望む) 

 平成24年の4月下旬から5月上旬にかけて、岩手県花巻市東和町石鳩岡を訪ねた。石鳩岡は、拙ブログで何度か取り上げている早池峰嶽流石鳩岡神楽が依拠する集落である。今回は、集落の春、そして、生業である稲作について訪ねてみた。

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DSC_ishihatookaharu0003 posted by (C)dankichi0423
(バッケ(フキノトウ)の花の群生)

 4月21日。全国的に遅い春で、東京都心でも、桜の見頃が例年より凡そ10日程度遅れていた。石鳩岡を訪ねてみると、日中でも少し肌寒く感じた。田圃の畔に目をやると、至る所に、バッケ(フキノトウ)やオオイヌノフグリが花を咲かせ、ツクシがにょっきりと沢山伸びていた。
 今日は、神楽の会長である菊池憲文さん達が稲の種蒔きを行うというので、了解をもらって見学させて頂いた。憲文さん達石鳩岡の数戸で組合を作り、稲作を行っているという。

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DSC_ishihatookaharu0015 posted by (C)dankichi0423
(稲の種蒔き作業)

 種蒔きは、機械や重機を用いて、作業を行っていた。手順は、まず苗箱を機械に乗せる、すると次に苗床となる土が入る、次に肥料を施肥する、次に種籾が苗床に均等に蒔かれる、そして最後に土をかぶせて苗床は完成する。その苗床を運んで、一か所に集める・・・といった具合だ。これを集まった組合の方々それぞれで役割分担して、作業を行うのだ。もっとも昔は、これらを手作業で行っていたので、親戚やご近所で助け合いながら作業を行ったそうである。現代機械化されていても、協同で助け合って作業を行っているのは、結(ゆい=たがいにたすけあう精神)が残っているのだなあと感じた。

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DSC_ishihatookaharu0035 posted by (C)dankichi0423
(青々と芽吹く稲の苗)

 途中休憩をはさみつつ、作業は2時間程度で終了した。苗床は後日、別の場所にあるビニールハウスに置いて、苗を成長させて、田植えが行えるようにするのだということだ。お忙しい中憲文さんのご好意で、先週種蒔きをした苗床を、ビニールハウスで見せて頂いた。ビニールハウスの中に入ると、夏のような暑さで、汗が一気に噴き出る。苗床を見ると稲の苗が芽吹き、成長していた。
 午後も作業がある憲文さんと別れを告げて、石鳩岡の集落を歩き回った。田圃はまだ昨年の稲を刈った跡が残り、畔にはバッケやオオイヌノフグリの花、ツクシが彩りを添えていた。

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DSC_ishihatookaharu0078 posted by (C)dankichi0423
(桜(ソメイヨシノ)が満開の金毘羅神社)

 5月1日。岩手でも春本番を迎え暖かくなり、石鳩岡では桜(ソメイヨシノ)が至る所で満開を迎えていた。来る5日が端午の節句ということもあり、鯉幟が空を泳いでいた。桜は集落至る所で点在して咲いており、緑の中に淡い桜色が映えていた。特に美しかったのは、金毘羅神社の桜であった。金毘羅神社は小山に鎮座する社であるが、社全体に桜が咲いており、こんもり桜の山となって美しかった。

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DSC_ishihatookaharu0047 posted by (C)dankichi0423
(某家の屋敷神に群生するカタクリの花)

 また、某家の屋敷神へ向かうと、カタクリの花が群生し、盛りを迎えていた。カタクリは薄青い色の花弁を開き、しとやかに咲いて美しかった。

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DSC_ishihatookaharu0050 posted by (C)dankichi0423
(田圃の水たまりに生きるオタマジャクシ)

 農作業は、種蒔きは大体終わり、他所の地区では、田起こし、代掻きが始まっていたが、石鳩岡では、一部で田起こしが始まるも、まだまだ本格的ではなかった。ふと田圃の水たまりに目をやると、オタマジャクシが沢山いた。これから大きくなって、蛙になるのだろう。「生きろよ」と呼びかけた。
 5月4日。雨。いよいよ石鳩岡を去る日がやってきた。桜は雨で大方が散ってしまい、遅れて枝垂桜が見頃を迎えていた。田圃では、代掻きも終わり、水が張られている所も少しずつ見られた。雨の中、水抜きをするご老人の姿があった。
 石鳩岡では例年5月の中旬が田植えの繁忙期だが、今年は春の遅れもあり、5月下旬が繁忙期だという。今年は残念ながら田植えを見ることはできなかったが、来年を楽しみに、石鳩岡を去った。



※この度の写真掲載に当たり、早池峰嶽流石鳩岡神楽保存会長菊池憲文氏の許可を頂き掲載いたしました。また菊池憲文保存会長、はじめ組合の皆様には大変お世話になりました。この場を借りて、御礼申し上げます。 来年の田植えを楽しみに致しております。
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