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金刀比羅神社例大祭奉納 早池峰嶽流石鳩岡神楽 
Sun.30.09.2012 Posted in 岩手県
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DSC_kotohira0005 posted by (C)dankichi0423
(石鳩岡集落の田圃の実り具合)

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DSC_kotohira0006 posted by (C)dankichi0423
(稲の実り あともう少し・・・)
  
  平成24年9月2日(日)岩手県花巻市東和町石鳩岡にある金刀比羅神社例大祭と、早池峰嶽流石鳩岡神楽奉納を探訪した。暦の上では秋にも関わらず、残暑が厳しい。雨がほとんど降らず、田圃を見ると、実りは確実に進んでいるが、まだ十分に実っていないのに倒れ始めた稲穂が散見された。地元の方曰く、「枯れ始めているものもあるかもしれない、心配だ。」という事であった。今年は、冷えが続き田植えが遅れた上に、この日照り、大変心配である。収穫まであとわずか、例大祭での祈りは殊更大きいものであろうと感じられた。

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DSC_kotohira0003 posted by (C)dankichi0423
(数栗)

  周辺を見渡すと、栗の実が緑色になってきている。石鳩岡集落にある「数栗」を見に行った。「数栗」とは、親いが栗に、子いが栗孫いが栗・・・と連なって実がなる珍しいもので、昭和2年国の天然記念物に指定されている。最近は大きく連なるものは中々見かけられなくなったもの、連なるいが栗がいくつか見受けられた。実りの時が、着々と近づいているのだ。

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DSC_kotohira0012 posted by (C)dankichi0423
(金刀比羅神社 例大祭の準備 草刈り)

  例大祭が始まる前の午前中、金刀比羅神社へ向かうと、沢山の草刈り機の音が聞こえた。「おはようございます。お疲れ様です」境内に上がると、集落の皆様が総出で、境内の草刈り、拝殿や舞台の掃除が行われていた。農作業等お忙しい中、集落上げて、奉仕をされている様子に、敬虔な信仰の姿を感じた。

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DSC_ishihatookaharu0079 posted by (C)dankichi0423
(春の金刀比羅神社)

  金刀比羅神社は石鳩岡集落の中にあるこんもりとした小山に鎮座する。境内には桜の木があり、春に訪れた時には大変美しかった。険しい階段の参道を上がり、鳥居をくぐると、小さな拝殿、本殿が鎮座する。拝殿を正面にななめ右側下がった所に、神楽殿がある。小さく、素朴な神楽殿である。斜面には、段上に整地され、観客席になっている。神楽奉納の際には、近隣から多くの人々がこの観客席で神楽を見たのであろう。

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DSC_kotohira0015 posted by (C)dankichi0423
(金刀比羅神社例大祭「神おろし」)

  午後3時、神社には、神楽座中や集落の方々が集まって、まず例大祭が執行された。神楽座中により神おろしが行われ、祝詞、神事が行われた。一通り神事が終わると、宮司から集落の皆様へねぎらいの御礼があり、続いて今年の稲のなりのことが話されて、無事に収穫を迎えられますようにという言葉で締めくくられた。
  神事が終わると、神楽殿で神楽の奉納が始まった。時間の関係で、式舞のうち「翁舞」「八幡舞」は舞われなかった。また、当日集まる神楽座中により、当日になって演目や舞い手が変わることも度々である。そこは、保存会長の憲文さんの采配である。

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DSC_kotohira0067 posted by (C)dankichi0423
(神楽奉納の観客達 地元の方々)

  集落の方々に加え、石鳩岡神楽の弟子神楽である遠野市の平倉神楽の若い舞い手が見に来られていた。

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DSC_kotohira0023 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「三番叟」)

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DSC_kotohira0025 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「三番叟」)

  式舞の「鶏舞」に続いて、「三番叟」である。「三番叟」は、座中の若手利隆さんによって舞われた。利隆さんは、仕事がお忙しく中々稽古にも来られないそうであるが、滑稽な舞を、ゆったりと落ち着いて舞われた。特に、状態を反らせて舞う姿は素晴らしかった。

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DSC_kotohira0034 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「山の神舞」)

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DSC_kotohira0040 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「山の神舞」)

  続いて「山の神舞」。最高の祈祷舞を、収師匠が舞われた。山の神様は、春になると次の冬までの間、山里に下りていらっしゃり、農耕の神様としても崇められているのである。どうか石鳩岡の実りが良いものとなりますように・・・

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DSC_kotohira0057 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「岩戸開」)

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(早池峰嶽流石鳩岡神楽「岩戸開」)

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(早池峰嶽流石鳩岡神楽「岩戸開」)

  式舞の最後は「岩戸開」最近よく舞われる表舞である。思兼命を康一さんが舞われた。最近舞う機会が多いが、「いやー不安でいっぱいだよー困った困った」と冗談半分笑顔で言われる康一さんだが、思慮深い思兼命を堂々と舞われていた。
  思兼命の舞に続いて、収師匠の手力雄命が現れ、二柱の神様は一指し舞い、手力雄命は岩戸(幕)を開く。すると、憲文会長の天照大神が現れ、舞台を二巡りした。世の中が再び明るくなった。
  そして四人舞によるクズシである。クズシは人間に戻った舞い手が、喜び、感謝を表す舞と言われているが、岩戸開のクズシは整っていて美しかった。

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DSC_kotohira0079 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「諷誦舞」)

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DSC_kotohira0082 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「諷誦舞」)

  式外舞は「諷誦舞」であった。若手きっての舞上手健さんの「十八番」だが、今日は地区の運動会に出席のため来られず、中堅の舞上手で胴取りも行う真也さんが舞われた。健さんが舞い始めるまでは、真也さんが舞われていたのだ。若い勢いのある健さんの舞と違って、真也さんの舞は、舞手の一つ一つに安定感のある、しっかりとした荒舞で素晴らしかった。

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(早池峰嶽流石鳩岡神楽「祈祷権現舞」)

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(早池峰嶽流石鳩岡神楽「祈祷権現舞」)

  舞の最後は「祈祷権現舞」。金刀比羅神社の権現様と、駒形神社の権現様が、収師匠、康一さんによって舞われた。あげものほめ、火伏が行われ、奉納はすべて終わった。日が暮れ、周りは少し暗くなっていた。

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DSC_kotohira0098 posted by (C)dankichi0423
(直会 集落のお母様たちの手料理が美味しい)

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DSC_kotohira0099 posted by (C)dankichi0423
(直会 志郎師匠の「御祝」)

  奉納が終わって、拝殿にて集落の方々と神楽座中により直会がかたられた。集落のお母様が手料理を作って重箱で持ち寄られてくるのであるが、神楽座中曰く、金刀比羅神社以外ではめったに見られないことであるという。「漬物」、「揚げ物」、「巻きずし」、「あんころ餅」、「おにぎり」・・・どれも皆美味しく、神楽座中もお気に入りの場所であるというのが頷ける。筆者も手料理とお酒に舌鼓を打った。最後は、志郎師匠による「御祝」で締めくくられた。小さなおまつりながら、素朴で美しい姿がここにあった。また、これからも通いたいと思った。


  
※この度の写真掲載に当たり、早池峰嶽流石鳩岡神楽保存会の許可を頂き掲載いたしました。また菊池憲文保存会長、菅原正光氏はじめ神楽衆の皆様、そして石鳩岡集落の皆様には大変お世話になりました。この場を借りて、篤く御礼申し上げます。
 
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