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小山田八幡神社例大祭奉納 早池峰嶽流石鳩岡神楽
Fri.16.11.2012 Posted in 岩手県
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  平成24年9月10日(月)岩手県花巻市東和町小山田にある、小山田八幡神社例大祭と、早池峰嶽流石鳩岡神楽を探訪した。

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DSC_2012koyamada0001 posted by (C)dankichi0423
(小山田八幡神社 遠景)


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DSC_2012koyamada0002 posted by (C)dankichi0423
(幟立つ 小山田八幡神社)

  小山田八幡神社は、小山田集落の田圃の中、こんもりとした樹叢の中にある社である。遠くから見ると、普段は見逃してしまいそうになるが、祭礼の日は幟が立ち、一目瞭然である。

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DSC_2012koyamada0004 posted by (C)dankichi0423
(小山田八幡神社例大祭 座中による神おろし)

  拝殿に、八幡神社の権現様と駒形神社の権現様を安置し、神楽衆の神おろし、宮司の祝詞、玉串奉献と、例大祭が執行された。最後宮司は小山田の祭典役員と座中に御礼を申され、「今年は今だ残暑厳しく、これからの稲の実りが大変心配ですが、無事収穫が行えますように。」とお話をされた。小山田に限らず、生業としての農業と共に、産土である社でのおまつりが、季節ごとに行われるのである。地域の方々の、豊かな実りへの祈りは切実で強いものだと感じた。

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DSC_2012koyamada0013 posted by (C)dankichi0423
(祭典役員の直会 ここから神楽を観る)

  この日は、平日に行われるおまつりのため、夕方から集まる子供達のために、地区が準備した模擬店が準備されていたが、奉納の時は、地区の祭典役員と、石鳩岡神楽フアンのKさん、私達だけが観客であった。「座中はお客さんがいなくても神楽をやる。神様に神事として神楽を奉納しているんだ」と常にいわれる神楽衆の言葉に、信仰の力強さを感じた。

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DSC_2012koyamada0017 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「鶏舞」)

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DSC_2012koyamada0022 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「鶏舞」)

  舞台に「八幡神社」と大書された幕が張られ、座中の準備が整い、式舞の初めは鶏舞。座中の若手秀謙さんと、たくみさんによる舞であった。座中では、当日来た人間で演目と役割を決めるという。そういう意味では、座中はいつもぶっつけ本番真剣勝負である。二人も今日初めて舞台で合わせるのであろう。しかし、鶏舞は、神楽の基本動作の舞で、二人は体に染みついているのであろう。本当に自然に息を合わせて舞われていた。さすがである。

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DSC_2012koyamada0025 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「翁舞」)

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DSC_2012koyamada0028 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「翁舞」)

  続いて、弟子神楽である綾内神楽のこうせいさんによる翁舞。翁舞は、能の翁と同様に、「静」の中に、翁の、神としての表現が求められる、難しい舞である。綾内神楽のベテランであるこうせいさんは、「静」なる翁を舞い納められた。

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DSC_2012koyamada0036 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「八幡舞」躍動感が美しい)

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DSC_2012koyamada0039 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「八幡舞」)

  三番叟はなく、八幡舞が舞われた。舞い手は若手二人、健さんと秀謙さんである。弓矢を採り物に、悪魔祓いの舞として勇壮な動きのある舞を、若い二人は、勢いよく跳躍し、回り、舞っていた。

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DSC_2012koyamada0041 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「山の神舞」)

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DSC_2012koyamada0048 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「山の神舞」)

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DSC_2012koyamada0059 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「山の神舞」クズシ 最後の祈祷)

  そして式舞の最高の祈祷舞、山の神舞である。収師匠が舞われた。山の神舞は収師匠の真骨頂である。一つ一つの九字、印、反閇に神事祈祷性が強い舞、収師匠は一つ一つの所作を、堂々とゆったりと舞われた。クズシに入ると、神懸り(注 筆者の印象であり、神懸りは神楽ではない)をしたように刀、幣を持って舞い、里の繁栄を祈祷していた。

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DSC_2012koyamada0061 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「岩戸開」)

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(早池峰嶽流石鳩岡神楽「岩戸開」)

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DSC_2012koyamada0070 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「岩戸開」クズシ)

  式舞の最後は、岩戸開。今日は康一さんが仕事で来られないために、憲文会長が、思兼命を舞われた。憲文会長は、幾多の演目を舞われており、さすが、の一言である。思兼命の舞、手力雄命との二人舞で、天岩戸が開かれ、天照大神が現れた。天照大神は、若手の秀謙さん、今日突然言われたそうで、「大丈夫かな・・・」と言われていたが、しっかりと舞われていた。

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DSC_2012koyamada0077 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「諷誦」)

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(早池峰嶽流石鳩岡神楽「諷誦」)

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DSC_2012koyamada0093 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「諷誦」クズシ)

  式舞が終わり、式外舞は今日は一番。諷誦である。舞い手は、健さん。まだ舞い始めて二年ほどというが、なんという堂々とした舞振りであろうか。普段は、普通の若者であるが、神楽となると、目の色が変わる。自分の未熟さに悔し泣きをしたことがあるそうだ。彼の荒々しい諷誦の舞振りを観るにつけ、素晴らしいと思うと同時に、若いながら、向上心を忘れない、そして後継者としての自覚に心を打たれた。

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DSC_2012koyamada0100 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「祈祷権現舞」)

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DSC_2012koyamada0104 posted by (C)dankichi0423
(早池峰嶽流石鳩岡神楽「祈祷権現舞」火伏せ)

  最後は祈祷権現舞。収師匠の下舞に続き、八幡神社の権現様と駒形神社の権現様が三体、舞われ、あげもの褒め、火伏の祈祷を行い、集落の繁栄を祈願して、奉納は終わりを告げた。

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DSC_2012koyamada0108 posted by (C)dankichi0423
(神楽宿での直会 憲文会長直々の指導)

  その日の夜、座中では、各集落での直会の後、必ず神楽宿に戻っても直会を行う。お酒を呑み、神楽の映像を見ながら座中とよもやま話をするのが好きで、私もいつも弱いながらもふらふら酒を呑んでいる。しかし、直会は、その日の神楽を振り返り、互いに「お前の舞はこうだった」「胴はこうやって打つのが良い」などと、座中で反省会を行うのである。この日も、若手の健さん、秀謙さんが、憲文会長に、舞の反閇について、教えを乞い、会長自ら指導をされていた。私はまだ稽古指導の風景を取材したことがなく、突然の稽古は新鮮で、向上心の強い若い二人に感動した。良いお酒であったことは言うまでもない。



※この度の写真掲載に当たり、早池峰嶽流石鳩岡神楽保存会の許可を頂き掲載いたしました。また菊池憲文保存会長、菅原正光氏はじめ神楽衆の皆様、そして小山田集落の皆様には大変お世話になりました。この場を借りて、篤く御礼申し上げます。小山田のお父さん、来年はベンチャーズの演奏聞かせてください!

  
  
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